サウナハック

いつか木村文乃に会えるその日まで

かるまる池袋 @池袋駅

かるまる池袋 池袋駅西口徒歩5分 2480円 駐輪場無し

 

良かった!のでエントリに残しました。というのも料金設定や混雑状況についてこうなればな、という点もあったので微妙な部分は前半に書いて、後半はほぼ絶賛のスタオベサウナ感想になっています。

 

昨年10月くらいに『池袋にマジモノのスパ施設ができる!』という社内のサウナーからウワサを聞いて、いまかいまかとOPENを待ち構えていました。公式HPには『今秋に爆誕!』と書いてあったのですが結局12月3日の開店で(笑)ゆっくりしてるなと思いながらも楽しみに、いつ行こうかと音楽をかけて計画をねりねりしていました。

 

karumaru.jp

 

 

しかし年末は体調不良気味だったり、回復後にはそのままアルコール摂取週間到来で時間が取れず、年明け最初の3連休になる今日までかかってしまいました。

中日の日曜日で、混んでいることは予想はしていました。いざ13時過ぎに訪問。エレベーターでビルの6階に行くと、新装開店の清潔な館内が広がっている。

料金設定はフリータイムで2480円。制限時間無しのこのプランが基本なので、ロングな滞在にどうしてもなってしまいそうです。

 

なお受付時のコースの指定等はなく、退館時に利用時間に沿った清算がされるので「勝手にどうぞ」レベルの楽さ。各サイズの館内着が提げられてるので自分でとって、好きなロッカーで着替えます。靴箱のカギがそのまま館内キーの役割を果たしていて、タッチ製なのは近未来的でした。

 

先に入浴後に行った休憩場所の話ですが、当然かなりの人数でした。日曜日でかつ話題の施設、このぐらい混んでもらわないとという経営者の望み通りにリクライニングのスペース等はすべて占拠されており豪運を持ってないと席にありつけられません。

受け入れ人数の割には各スペースは大変コンパクトで(決して文句でも狭いと言いたい訳でもないのでこの表現です(笑))すし詰め状態になっており名古屋の「ウェルビー栄」や大阪の「大東洋」の広さが恋しいです。

 

なお私はと言えば、たまたまリクライニングが1席空いており、座って数分くらいiPhoneをいじっていたところ、30歳前後の男性がやってきて、

「ここにコーヒーが置いてありましたよね?私がコーヒーで場所を取っていたのですが」

「コーヒーは有りませんでしたが」

「嘘ですよね。何分前に来ましたか?」

「5分10分くらいしかまだいませんが」

「そうですよね。先ほど私がマンガを探していて戻ってきたのです。コーヒー有りましたよね?」

何やらコーヒーがあったことを主張してきますがそんなもん最初から無いし、係員が撤去したのではと言おうか考えましたがこのやり取り時点でストレスフルだったので(というよりヤベえ奴に会ってしまってこれ以上の関わりがめちゃめちゃ怖かった)

「わかりました。どうぞ」と席を譲るという最低な時間を過ごしました。彼とは同じ釜の湯につかりたくないものです。いやつかっていたんでしょうけど。マザファカですね。

 

かるまる池袋は11:30~24:00まで本費用で滞在できる(24時以降は深夜料金が2000円程度発生します)ので、早めに行けば最大12時間滞在できます。全員PC打ちまくりのコワーキングスペースやカプセルホテルのように横になれるくつろぎスペース、膨大なマンガ、フリーコーヒー、当然食事処もあり、早めの正午あたりが狙い目!という考え方もありますが、私はそこまでガッツリ館内にいるよりもサウナ施設だけを堪能出来れば良い派なので、3~4時間で1500円くらいのセットが欲しいところ。というかそうしないと時間が経つにつれて人がどんどん滞留して酷くなるのでは。私のように同じ料金でもたっぷり恩恵に授かりたい『元を取ろう根性』で日々を謳歌している人間は長期滞在をしたがるものだと思います。合掌。

 

いろいろ書きましたが本命の浴場です。これからはほぼ称賛なので明るい感じになります(笑)

看板である『4つの水風呂』とやらを味わってやろうと息巻いて入りましたが、これがとてもよかった。

岩サウナは清潔感たっぷりの明るいタイプの部屋で、5段に5名ずつ座ることが可能。ロウリュ時の席詰MAX20~30名程度でしょうか。大画面テレビがあり、まったりとくつろぐことができます。なおよく見ると液晶ではなくプロジェクター投影でした。石に投影カッコイイ。

入った時は箱根駅伝の舞台裏ドキュメントが放送されてました。このサウナ内のみんなで一つの画面を観る感じがとても好きなんですね。

かるまるは携帯タオルも敷きタオルも全てがフリーで使い放題なので私は携帯タオルを2枚拝借して股間と頭部に設置し、敷きタオルはサウナ入口からもらって座布団のように敷き、完璧な状態で10分間のセットを開始。もともとフカフカなタオルが床に敷き詰められているので清潔感や座り心地の良さはこの上ないです。

中段でしたがそこまできつくなく12分計が一周する手前で外へ。早速水風呂四天王のうち一つ目へ入ります。

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これはもう定番です。冷たい水へ入ることの覚悟も不要、夏の学校のプールみたいな温度でゆったりと入れて私はこれだけでも問題は無いです。

 

体を慣らして順番に、隣に鎮座するブラックホールであるウワサのシングル水風呂へ行きます。

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これは危険です。隣のヌルい水風呂で体を慣らしたから多少は入れるとか思う事は言語道断です。下手したら足首くらいが限界な方もいらっしゃるのではと思います。それほどに凶暴な冷却水が体を締め付けます。肩までつかれば胴体どこかしらの感覚がマヒして地上へ一目散にログアウトしたがるゾンビへと化します。この『シングル』水風呂は大東洋(もしくはニュージャパンだったかもしれない)で経験済みですが水流有りなんて初体験です。体感温度が恐ろしく下がりきっと6~7度くらいになるんじゃなかろうか。ものの10秒程度で一目散に逃げ、外気浴スペースへゾンビは移動します。

 

外気浴は9階と10階の二か所あり、9階は省スペースな造りですがしっかり足は伸ばせて、9階のサウナ・水風呂との導線がスムーズです。ただオススメは10階でした。9階浴場の中心からドラクエ風に天空への階段が伸びており上って歩けばそこは広めの露天スペースが出来上がっています。ここはなかなか住みたいレベルに白眉ものです。リクライニングチェアが4~5脚あり無事にととのいの瞬間をこの手に掴むことができました。解放感と自然の風、そして上質なチェア。ここは本当に池袋駅前なのでしょうか。はい、焼肉屋の煙がぷうううんと鼻へ届くので間違いなく池袋IWGP近辺ですね(笑)。整いながらホルモンを喰らう幻想でも見るかと思いました。減点というか芸術点をつけたいですね。

その露天スペースには41度のジャグジー風呂と、3つ目の水風呂であるお一人様用のツボ型水風呂があります。

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明記の通りこれはイメージです。

このアクリル水風呂、ステッパーを上ってアクリルの水樽に入る行為には謎のアトラクション感があり高揚しました。

15度と温度計は表示してはいるのですがシングル風呂のような凶暴なトルネードは無いのでマイルドな20度弱の水風呂に感じました。この露天スペースはジャグジー風呂と休憩チェアもあるのでサウナ無しの交互浴もめちゃくちゃありだと思います。とっても好きです。ただもれなく焼肉の香りがついて回ります。本ビルの地下にある炭火焼肉屋「安安」と業務提携してるんじゃないかと疑われること待ったなしです。でも私は芸術点をつけたいですね。

1人用のためあまり長居は出来ないので1分もたたずに交代をしておきます。

 

書くことが多すぎるのですが後は「ケロサウナ」「スチームサウナ」「マス風呂」が個性的でした。

「ケロサウナ」はセルフロウリュが可能で、サウナストーンを囲んで両サイドに6~7名ずつ座り、各々好きなタイミングにて中央でロウリュの儀式を行います。

ちなみにケロとは、ウェルビー公式曰く『サウナの本場フィンランド式サウナの中でも「木の宝石」と呼ばれるKELO(ケロ)材を使用したサウナです。 ケロ材の香りには、副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整える作用があります。』だそうでケロロ軍曹ではないようです。

このケロサウナにて、ある大学生のようなサウナーはひとりで8杯くらいマシンガンロウリュをやっていました。あの若者は間違いなく強烈なフォースに動かされています。アロマの良い香りが漂い、テレビもなくうっすら音楽が流れる薄暗いサウナ室内は池袋のみならず豊島区内で一番のストイックな場になっています。

 

「スチームサウナ」ですがこれはウケ狙いです。茶室の入り口かよ!と全員がツッコミを入れざるを得ない小さいドアから中を伺うと、ミストむんむんの太い木の幹の中に成人男性が2~3人、ただただ突っ立っているという奇々怪々な催しが行われております。最大4名定員ですが狭く暗く蒸気だらけの円筒の中に4人でただ起立しているのはかなり異常事態です。少し動くと隣の方と汁まみれの四肢が触れ合って、ここは特に次はいいやと思う事受け合いです。でも時間帯によってはそれなりの行列が出来てましたね。

 

「マス風呂」は10階に3つだけあるお一人様用の風呂なのですがとっても良かったです。青森ヒバの浴槽とのことですがどれだけ極上な木材なのかはよくわかりませんが香りがとにかく森林のそれでした。森林浴のようなウイスキーのようなそんな香りに包まれながら、43度のアツ湯に浸かります。ナイスですね~。

 

最後の水風呂はぱっと見だとただのジェットバスだったのですがこれも良かったです。

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これはずっと浸かっていられます。両足、両肩からジェット気流が出てコリをほぐしながら、ぬるい33度に体を投入しつづき、ヘッドは冷たい金属パイプ。気持ちよかった。下手なマッサージ店より疲労軽減に良いんじゃないのと思われてまさに「昇天」と言えそうな風呂でした。でも33度は水風呂ではないと思うのですが(笑)

 

以上、岩サウナ3回、ケロサウナ2回、ほか多数、合計3時間もおりました。初回の感動も相まって全く飽きません。ちなみにアウフグースのロウリュは15時、19時、21時にあるそうですが行き逃しました。今度はぜひ体験しようと思います。

 

 

結論としては出来上がり間もない超キレイでモダンでハイセンスな令和象徴のサウナスポットとなっており言うまでもなく最高です。ただ料金や混み具合を鑑みると気楽にフワッと尋ねるような状態では(私は)ないので平日休みを取れた日、友達を連れてサウナ入信させたい日など、特別なタイミングでまた来ようと思います。会社も近いので積極利用したいのですが。3時間パックできないかなあ。

 

最後にアメニティは超豪華でした。ワックスやジェル、ヘアアイロンなどは珍しくはないのですがドライヤーがダイソンでした。ダイソンバージンをかるまる池袋で卒業することになりました(笑)感慨深いものです。