堤柳泉 @東京メトロ日比谷線三ノ輪駅
堤柳泉 三ノ輪駅 460円 サウナ140円
お盆も終わる金曜日。使い切れない有給をここぞと使って実質3連休のスタート日となりました。となればサウナ一択なのですがほぼ15時開店の銭湯ばかりのお風呂事情。サウナイキタイのページでどこが近そうか安そうか開店早いかスマホで1時間程度格闘した結果、燦然と輝く堤柳泉(ていりゅうせんと読む)という歴史のありそうな台東区の銭湯を見つけ13時開店でした。
さらに何ということでしょう、ここは金曜日がサウナ無料らしい!神様は見てるんですね。こいつ1時間も検索してるよ大人しく萩の湯行けよと思われて仕方ないのにサービスまで助かります。さらにさらにラジオの流れるサウナということでこれも初体験。しかもtokyo fmであるとのこと。(ほんとかよ)きょうびのサウナサイト情報持ちすぎだろ、たまたまTBSの日とかもあるだろうに。益々真相を確かめたくなってくるではないですか。
5キロしか持たなくなってしまったランニングをこなして一旦帰宅、その汗びっしょりのウェアのまま風呂道具一式と替えの服を持って自転車で浅草方面へ。やってることはトライアスロンとなんら変わりません。強度が無さ過ぎますが。
向かうこと20分。
マップで検索してる時には気づかなかったのですがこちらの銭湯、吉原のはずれに位置してて道中ソープランドだらけでここ通過して大丈夫かよみたいな立地に緊張しました。今考えると別になんら偏見持つ必要はないんですけど。
入り口でロッカーに靴を入れて木の札、ではなく似せた茶色のプラスチックの札を取ってお二階へ。番台には少年が座ってていらっしゃーせーと迎えてくれました。突き当たりの券売機にはサウナ付きで600円というボタンもありましたが下の方にちゃんと「金曜日はサウナ無料」と書いてあったので460円の基本券を買い少年ではなくお母さんと思われる方へ渡して入場。後で気づきましたがここで大きなミスを犯していました。
脱衣所はかなり広く、人のいなそうなロッカーを見つけやすく素敵。いつも通り10秒早脱ぎで即浴場へ。
入って左側にはすぐサウナ、右には立ちシャワー。抜けて左側は洗い場エリアになっており右側は水風呂・弱めのジェット風呂・薬湯。左奥にもあつ湯の薬湯、さらに奥には半露天のような薬湯。3連発で充実なんですがわたしの本命はサウナ!いち早く洗っていち早く入りたい。
イスとケロリンを持っていって気づきました。ここボディソープがない。周りの人たちはマイソープ的なボトルを持ってきてました。やられました、私はいつもシャンプーとコンディショナーと化粧水と歯ブラシ程度しか持って来ないので家にあるビオレユーを持参しなかった自分を悔いました。かー!
さらには私は水分補給を冷水機ないしは冷シャワーなどからするのですがここは飲用の水道が無さそうで、軽く立ちシャワーの水を口に含みましたが天然温泉水のような口当たりがして飲んじゃあかんやつでした。ここでは水分持参が必須だったのです。せめてロビーでペットボトル買ってくればよかったなあ。時すでにお寿司🍣だけに一貫の終わりですね。
であれば無理せず行ける所で終わろう。気をリセットしてサウナセットを開始しました。
ルームに入ると貸切状態。二段式でサウナマットも一人用サイズに敷き詰められMAX10人まで行けそうでした。天井近くのサーモメーターは90℃弱、高すぎず低すぎずそれでいて上段はなかなかのものでした。そしてラジオはやっぱりtokyo fmでした。私の好きなラッパーのケンザ390さんがやっているトーキョーサウンズグッドがちょうど始まりました。午後2時です。
ここでとんでもないポジションを見つけました。ドアから見て最奥の上段に奥行きがあるのです。つまり背中をかけることができずそのままゴロンと後ろに寝られるようになっていました。そういうことができるようにスペースが作られているものなのかは分かりませんが、サウナマットも奥行きまでしっかり敷かれていたので多分そうだよねと都合解釈し、貸切をいいことに上半身を寝転がせました。これがとってもよかった。窪んでいる分少し薄暗くなってて安眠効果により寝そうでした。さらにケンザの選曲というか番組の選曲がとても良くてWONKが流れました。おじさんたちしかいないこの場で若者に人気なシャレオツミュージックを汗ダラダラに流しながら寝そべって聞く。キンキンに冷やした炭酸水があれば多分昇天できていました。
水風呂は20℃以上あるぬるめでバイブラもあるのですが弱めであまり効果はなく、良くも悪くも長風呂してしまうタイプ。先客も後客もみんな潜っていたので私もモグラさせていただきました。やっぱり頭まで冷やすと最高に気持ち良いですね。タトゥーのおっさんと共に潜ってました。
あとは休憩スペースや外気浴なのですがこれが困りどころで最奥の薬湯スペースがそれにあたると思われますが、半露天と書きましたが擦りガラスで光が差し込んでいるようなイメージなので風は入りません。背もたれのない椅子が一脚あるだけでそちらに座り背中は壁に。460円で最高のサウナを提供してもらってる身なので何事も求めすぎず与えられた環境で工夫をこなすのみです。
2セット目の休憩でなんと椅子に座った先客が閉められてたドアを勝手に開けてくつろいでました。路地が丸見えで完全に目の前の住宅のお二階から目線が同じ、ちんこ丸出しです。そんなこと気にしないのかしっかりおっさんは整ってました。これはさっきの水風呂潜りよりもガッツポーズでして常連がされている行為であればその行為はセーフティラインの内側に留まります。次のセット終了時、そのスペースは空いてたので丸パクリしドアを解放しました。
この日は台風10号が日本海に抜けて北海道に向けて北上しており、その影響からか東京でもかなり風が強くそれでいてカラカラな温風。水風呂で冷やした体にぶつかりまくり水気は飛び髪も乾くんじゃないのかという勢いで清々しすぎて見事に整いました。
結局珍しく6セットもこなしてロビーへ。なんとボディソープやシャンプーのボトルが無料貸し出しされてました。さらにはタオルまで一人一枚貸りられる始末。時すでにすしざんまいです。
プチ休憩スペースもあり缶ビール250円、チューハイや発泡酒も170円。9/30までに銭湯8箇所巡るとタオルもらえるらしいので1つ目のスタンプをもらいました。受付のお母さんが気さくな方で素敵でした。
ありがとう、ていりゅうせん。
つぎはタオルとソープ、借りるからね。