サウナハック

いつか木村文乃に会えるその日まで

梅の湯との出会い 前編

 私は家の周りを週一くらいでランニングします。最近ではがんばっても5キロぐらいしか走れなくてあとは流しでもっぱら徒歩です。お前がやってるのはランニングじゃなくただのウォーキングだと言われてもしょうがない位に流します。そのくらいに歩くことも楽しい。なんならランニングの後のウォーキングの方が楽しい。サウナ後の水風呂的存在で、Apple社のエアーポッズ(耳うどん)で大好きなオールナイトニッポンを聴きながら1〜2時間のひととき。30代目前にしてしっかりおっさんになっています。

 その後の何がいいって。ただでさえ汗かきなのでこの時点でとんでもない量の汗をかいているのですがそれを流す銭湯でのひとときが待っているのです。つまり汗をかいた後に銭湯で汗を流してさらにサウナで汗をかいて水風呂で汗を流してと言う超効率的な代謝のサンドイッチが発生します。世の中の人はみんなこれに気づいていないのか、気づいているんだけど別に興味がないのか、そんなものに興味を持つ僕はどんだけ暇なんだと言う話なのか三択です。このだらけたフィットネスまがいのセルフ健康法に気づくまでは家のシャワーで汗を流して終わりだったのでサンド出来ずただのハムエッグトーストに留まってましたが、たまに気分を変えて家から隅田川沿いまで最短距離を走るいつものルートから逸れて入り組んだ裏路地なども走ってみた際、明らかに最近リニューアルしたであろう銭湯がそこにはありました。

 私はロードバイク(友達からは速チャリと呼ばれているタイヤがほっそいハンドルが曲がった自転車)を持っているのですがロードバイクにはスタンドがないのでどこかに立てかけることが必要です。さらには盗まれないようにチェーン式の鍵をかけられるような標識などの鉄棒や柵が必要なので、通常の自転車と比べて駐車のハードルはやや高くなります。駐輪場と書かれてあっても都合の良い場所が無いことだって良くあります。そんなロードバイクのために存在するような、サドルの出っ張りを引っ掛けて並べるチャリンコのスタンドが梅の湯の前にはあったのです。

 

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だいたいこんなやつです。写真を撮ってなかったので下記から拝借しました。伊豆市と私は何も関係ありません。

http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=4050

 

こんなものは昔ながらの銭湯にはめちゃくちゃそぐわないというか、実家に帰ったら親がアレクサでアマゾンプライムつけて鑑賞しながら掃除はルンバにやらせてた的な「時代について行こうと食い下がっている」感があったのです。ご年配の方だけではなく万人に愛される間違いない空間がそこには待ってるんじゃねえか。確信はしたものの結局私は新しいところに行くことを躊躇してしまう性癖があるので、ある日友達の吉田くんが家に遊びに来たときにちょっと一緒に行きませんかという失敗するなら誰かと失敗してその場のネタに昇華しようとしょうもない画策をしたのが2019年6月末。

 

 梅の湯を最初に見つけてから既に半年以上が経過しておりました。長くなりすぎたので続く。